
Windows10のアップデートには、WUfBを活用しよう
アップデートを頻繁に行っているWindows10ですが、そのことで問題が生じる場合もあるのをご存知でしょうか?
特にこれまではWindows7を利用していて、最近Windows10へとアップグレードした企業の場合は、戸惑いが大きくなることもあるでしょう。
その対策について解説します。
Windows10の問題点
Windows7のサポート終了が近づくにつれて、Windows10へと切り替える企業が増えてきました。
そこで時折問題となっているのが、頻繁に行われているWindows10のアップデートです。
Windows10では、これまでとは大きく変化したアップデートを行っています。
大きなアップデートは半年に1度行われ、小さなアップデートについてはひと月ごとに行われているのですが、この頻度が問題となることがあります。
アップデートの内容によっては、これまでのように動作しないソフトが生じることがあり、その場合は専用のパッチが必要となるかもしれません。
それが、社内システムに影響した場合は、業務がストップする可能性もあるでしょう。
そのため、自動的にアップデートできないように、更新をコントールできるWindows Server Update Serviceなどを利用している企業も多いのですが、それには専用のサーバーが必要となるため、コストや管理のためのスキルが必要とされ、導入に二の足を踏んでいる中小企業も少なくありません。
WUfBとは?
ここで活用したいのが、WUfBです。
これは、Windowsの更新サービスとしてMicrosoftが提供しているもので、Windows Update for Businessの略称です。
新しく登場した、Windows10の更新オプションであり、Homeエディション以外で利用できます。
Windowsアップデートの拡張機能として、機能更新の一括管理や、更新の延期などを可能としています。
WUfBを利用することで、社内システムの動作に影響がないか、その検証をする期間を設けることが可能となります。
更新の延期は、半年ごとの更新であれば最大365日まで可能であり、毎月の更新は1月まで延期が可能となります。
標準的な仕様となっているので、追加料金などは必要ありません。
また、Microsoftが提供しているクラウド型サービスである、Microsoft Intuneとの連携も可能となっています。
WSUSと比較して、シンプルなつくりとなっていることから、使いやすいといえるでしょう。
手軽にアップデートのコントロールをできるようにしたサービスなので、現在自動アップデートに頭を悩ませている企業はこのサービスを利用しましょう。
まとめ
これまで使われていたWindows7は、2020年にサポートが終了してしまうため、現在はWindows10へとアップグレードする企業が続出しています。
しかし、Windows10は頻繁にアップデートが行われているため、中には社内システムに影響を及ぼすという事態を生じさせるものもあります。
アップデートによる社内システムのダウンを防ぐために、アップデートをコントロールできるWUfBを活用しましょう。