
AIが医師の代わりに?病院の混雑解消にもつながる新技術!
病院に行くと、常に待合室が混みあっているというイメージを持つ人は多いでしょう。
何時間も待っていたのに、診察は5分で終わるという状態に対する不満の声も良く聞こえてきます。
しかし、AIの導入によってその状態も改善されるかもしれません。
病院では、どのようにAIが使われるのでしょうか?
AIがチャットで診断
スマートフォン向けアプリとして、チャットボットにAIが搭載されているサービスが開発されています。
このチャットボットが、病院に行く前の予備診断を行うことで、病院に行く必要性を知ることができます。
チャットボットに対して、現在の症状を入力すると、AIがその症状について即座に分析をします。
場合によっては追加の質問などもあるでしょう。
そして、分析結果から適切な医療診断をしてくれます。
診断結果によっては、連携している在宅勤務の医師とビデオ通話での面談をするか、医療機関に診察予約をすることもありますが、特に問題が無いようであれば様子見を指示されることになるでしょう。
これにより、一応病院に行っておこうという患者が減り、また病院に行く際も予約してから行くことができるので、待ち時間は大幅に減ることとなるでしょう。
また、このアプリは医師にとってもメリットがあります。
病院の待ち時間が長い原因には、医師不足という問題もあります。
日本も医師不足と言われて久しくなりましたが、医師不足というのは世界中で起こっている問題です。
また、医師も患者を長い間待たせていることで、さらに自分も超過勤務に陥りやすいという悪循環が生じています。
このアプリで待ち時間を減らすことができれば、医師不足も多少改善されるのではないでしょうか?
医師は必ず必要
AIの導入という話題には、必ずと言っていいほどマンパワーの排除という懸念も生じます。
AIが台頭することで、人間の仕事がなくなってしまうのではないかという心配が生じてしまうのです。
しかし、こと医療の分野においては、AIはサポートしかできません。
どうしても医療診断に不安が生じてしまいがちですし、患者も信頼しきることは難しいでしょう。
そのため、医師は必ず必要とされるのです。
ただし、AIの能力は確かで、一般開業医が受けるテストでは人間の意思を上回る成績を残しています。
医療にAIを活用するための最良の方法は、医師とAIが助け合う未来だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
医療分野においては、AIの導入によって予備診断が可能となり、病院の混雑による待ち時間の改善などにもつながります。
また、現在は世界的に医師不足となっていますが、それもAIがある程度サポートすることができるでしょう。
しかし、AIでは医師の代わりとなることができません。
そのため、医師とAIは助け合うことが重要となるでしょう。