
現在注目を集めているRPAの導入に必要な基礎知識は?
2017年から注目され始めた技術として、RPA(Robotic Process Automation)というものがあります。
生産性が向上するといわれるRPAの導入を考える企業も増えていますが、そのためにはまず基礎知識を覚えておく必要があるでしょう。
RPAの導入に必要となる基礎知識とは、どういったものでしょうか?
RPAを導入する前に知っておきたい基礎知識
RPAというのは、これまで頭脳労働者、いわゆるホワイトカラーが行ってきた作業を、ソフトウェアロボットによって自動的に行うというものです。簡単に言うとデスクワークを自動的に行うロボットなのですが、実際にロボットがキーボードを利用するのではなく、あくまでソフトウェア上で作業を行います。
ロボットなので、その特徴としては作業が早く、ミスがなく、素早いという点があります。さらに、現在のAI技術と組み合わせることで学習機能も持たせることができ、その効率はさらに高くなっていきます。
ロボットのボディがないため、導入についてはスピーディーで低価格となっている点も、多くの企業から注目される一因でしょう。その活用の幅は、人事や経理、事務、メーカーやサービス業など多くの業種や職種に対応できます。
実際に、RPAを導入したことで20人分の10日分の仕事が1日で終了したという事例もあります。
コスト削減や仕事の効率化につながり、人材の不足も解消できることから、特にデスクワークを実際に行う人々から導入を強く希望されています。
実際にRPAを導入する際に気を付けるべきこと
実際にRPAの導入を検討する場合は、いくつか気を付けるべき点があります。
まず、RPAは多くのことができますが、なんでもできるわけではありません。
また、業務内容によっては人間が行うのとあまり効率が変わらない場合もあります。RPAに向いているのは、ミスが許されないような業務や確認業務、定期的に同様の作業が実行される業務、処理するパターンが一定の業務、ルールに変更が少ない業務などです。
特にAIと組み合わせて利用する場合は、同じような業務を繰り返すことで学習していくため、回数を繰り返すごとに効率よくなっていきます。
RPAというのは便利ですが、あくまでソフトウェアなので保守管理が重要となります。
その保守管理を行うことができる部署についても、しっかりと用意しておく必要があるでしょう。
まとめ
現在注目を集めているRPAは、ソフトウェア型ロボットのことです。
ロボットなのでミスがなく、素早い作業が可能となるのですが、どういった仕事に向いているのか、また効率化できない仕事はどういったことかをしっかりと把握しておかなければたとえRPAを導入しても無駄になるかもしれません。
RPAを導入する際は、あらかじめその基礎知識について学んでおきましょう。