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秘密計算

今後必要になるであろう、秘密計算について知っておこう

情報システム

情報技術は、日進月歩で新しい技術が生まれるため、それに従事する人は常に知識の更新が求められます。
今回は、知っておきたい知識である秘密計算について解説していきます。
最近注目を集めるようになった、秘密計算とはどのようなものなのでしょうか?

秘密計算とは?

データを他者とやり取りする際に、機密性が高いデータなどは暗号化したまま送られることがあります。
この時、通常であればデータを暗号化したままだと何もできないため、復号してからそのデータを計算することが可能となります。

データをわざわざ復号せず、暗号化したままでも計算できる技術が、秘密計算と呼ばれるものです。
ただの暗号化では、データの通信という過程を保護できますが、秘密計算の場合はそれに加えてデータの計算過程も保護できるようになります。

これを実現するためには、秘密分散や完全準同形暗号、Garbled circuitといった技術が用いられています。
それぞれに演算処理速度が異なり、さらに条件によってもその速度が変化してくるため、専用のアルゴリズムを設計する必要もあります。

秘密計算のメリットは?

暗号化したままで計算できるといっても、その計算には多大な時間が必要となります。
そのデメリットがある上で利用が推奨されているのは、どのようなメリットがあるからでしょうか?

秘密計算のメリットとしては、まず組織間でデータを共有することができるという点があります。
秘密計算を利用することで、プライバシーが含まれるデータを暗号化したままで、複数の企業や団体がそのデータを共有することができるのです。

例えば、病院の症例データというのは患者のプライバシー情報が含まれています。
このデータは本人の同意がなければ、第三者に提供することができないのですが、秘密計算によってデータを開示しなくても共有することができます。

データの共有によって、様々な病気についての関連性を推し量るためのデータが増えることになります。
これまでも関連性が疑われていた因子と、発病との間にある因果関係について、これまではデータが不足していたものが、十分なデータを収集できるようになるのです。

今後も、様々な分野でデータを共有しやすい環境が整っていけば、企業間での連携もスムーズに行われるようになるでしょう。
それは社会全体の発展にも役立つものとなることが考えられます。

まとめ

企業で扱うデータの多くは、個人情報が含まれていることも多いため、プライバシーの保護のために他社との連携は難しいものがありました。
しかし、データを暗号化したまま計算が可能となる秘密計算技術を利用すれば、多くのデータを複数の企業間で共有することが可能となります。
今後、AIを使った技術の発展に伴って、データ共有の持つ意味はますます大きくなっていくでしょう。

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