
ブロックチェーンは仮想通貨だけではない!活用する国家も!
ブロックチェーンといえば、仮想通貨とは切っても切れない技術です。
ブロックチェーンがあったからこそ仮想通貨は生まれたともいえますが、しかし仮想通貨だけがブロックチェーンの利用法ではありません。
国家としてブロックチェーンを活用している国もありますが、どのように活用されているのでしょうか?
ブロックチェーンを活用する国とは?
それでは、ブロックチェーンをいち早く国家として活用している国とは、どの国なのでしょうか?
意外に思う人も多いかもしれませんが、実は北欧諸国の一国である、エストニアなのです。
エストニアといえば、バルト三国の一国としても知られる国であり、人口はおよそ13万人と少ないものの、実はスカイプもエストニアで生み出されたという、隠れたテクノロジー国家なのです。
また、日本のマイナンバーカードも、エストニアでは15歳以上になるとその保持が義務となっている「eIDカード」を基にして考えられたものです。
このカードは、健康保険証をハイテクにしたようなもので、電子画像管理システムや電子処方箋システムなどが利用できるメリットがあり、国民の病歴や薬歴、レントゲン情報などはデータベース化されていて、カードと紐づけられています。
また、エストニアでは様々な行政サービスも、そのほとんどが電子化されているので、オンラインで完結するようになっています。
ということは、スマートフォンだけあればほとんどのサービスが利用できることになります。
エストニアでは、どのようなことにブロックチェーンを活用しているのでしょうか?
ブロックチェーンの活用
ブロックチェーンが誕生したのが2008年で、ビットコインはその翌年の2009年に初めて発行されています。
しかし、ブロックチェーンの概念についてはまだ明確ではないものの、1990年代前半からあったといわれています。
エストニアでは、ブロックチェーンについては1990年代後半から注目し、導入を検討していました。
まだ何の形もない状態から、すでにブロックチェーンの有用性に気が付き、それの導入を考えていたのです。
現在、エストニアではブロックチェーンを活用して、安全保障や法律の登記などに導入しています。
今後、ブロックチェーンが普及していくにつれ、さらに活用できる分野を増やしていくこととなるでしょう。
また、エストニアが成功事例として広く知れ渡るようなことになれば、各国もその導入を前向きに検討するようになるでしょう。
まとめ
仮想通貨とともに登場したブロックチェーンは、今や銀行を先頭に多くの企業でその有用性が認められ、様々な活用方法を検討されています。
しかし、国としてその導入を検討してもなかなか実用化されない中、エストニアでは国家としていち早くその導入に踏み切っています。
これからのブロックチェーンは、仮想通貨のための技術ではなく、もっと多様なことに使われるようになるでしょう。