
イーサリアムから広がるブロックチェーンの応用技術!
仮想通貨では、ビットコインに次いで第2位の取引量を誇るイーサリアムですが、ブロックチェーンを応用した技術というのは、その多くがイーサリアムから広がっていったといわれています。
その理由とはいったい、何なのでしょうか?
イーサリアムの特徴は?
なぜ、ブロックチェーンの応用技術はイーサリアムから広がっていったのでしょうか?
その理由を知るために、まずはイーサリアムの特徴を考えてみましょう。
イーサリアムは、ヴィタリック・ブテリン氏によって開発されたもので、あらゆる目的に利用できるブロックチェーン・プラットフォームとなることでした。
そして、実際にイーサリアムをプラットフォームとして、多くの仮想通貨が誕生しましたが、同時にブロックチェーンを導入したい企業などもイーサリアムを利用するようになったのです。
イーサリアムの最大の特徴といわれるのが、スマートコントラクトです。
そして、このスマートコントラクトこそが、ブロックチェーンを応用した技術の発展を大いに助けることとなったのです。
スマートコントラクトが要
スマートコントラクトを簡単に言うと、自動契約です。
一方が特定の条件を満たした時に、改めて両社の合意を確認しなくてもその契約が自動的になされるというもので、よく自動販売機にも例えられます。
例えば、フリマアプリなどでは売り手が商品を出品して、買い手がその提示された金額を支払うことに合意して料金を支払い、その入金が確認出来たら買い手が商品の発送する、という手順になります。
しかしスマートコントラクトを利用すると、売り手が商品を発送できる状態で置いておき、買い手がその料金を支払えば自動的に発送されるということになるのです。
この仕組みを利用することで、例えば車や不動産の販売も自動的にできるようになり、
さらには保険やカードの契約なども自動化されて、その契約時に必要となる複雑なチェックも、ネットワーク上で自動的に処理されるようになるのです。
ブロックチェーンの特徴として、改ざんが非常に難しく、実質的に不可能といわれているため、後からその契約内容を変えられる心配もありません。
コストや労力をカットして、安全性も高い契約が結べるのです。
まだまだ新しい考え方のため、現在は実験段階とされています。
しかし、将来的にはさらに多くの分野で活用されていき、ビジネスの在り方も変わってくるでしょう。
まとめ
ブロックチェーンというと仮想通貨が思い浮かび、その中でもビットコインを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、現在ビットコイン以上に注目されているのがイーサリアムであり、その根幹をなすスマートコントラクトです。
スマートコントラクトは、多くの分野での活用が期待されています。
今後、ビジネスの形も変わるほど普及していくのではないでしょうか。