
これからの情報システムは、リスクマネジメントが重要
現在はほとんどの企業に情報システムが導入され、今やビジネスには欠かせないものとなっています。
それに伴って、今後の情報システムに重要なのはリスクマネジメントだといわれているのですが、具体的にはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
情報システムにおけるリスクマネジメントについて考えてみましょう。
情報システムにおけるリスクマネジメントとは?
情報システムにはどのようなリスクがあり、どういったリスクマネジメントを行うべきなのでしょうか?
まず、情報システムのリスクとして思い浮かぶのは、セキュリティリスクでしょう。
情報システムでは少なからずネットワークに接続することがあるため、サイバー攻撃の対象となることも多いでしょう。ましてや、最近ではクラウドサービスを利用する企業も増えているため、その危険性はますます増えていきます。
極端な話、社内ネットワークに接続するパソコンのうち一台がウイルスに感染していれば、それが社内のコンピューターすべてに拡散する可能性があります。
特に、最初は無害なプログラムのふりをしていて、後ほど悪意あるプログラムとして働くようなウイルスなどは、感染してから発覚するまでに時間がかかるため、気が付いたら蔓延している可能性もあります。
情報システムではその場合の早期発見を行うのがリスクマネジメントとなるのですが、そのためには継続的なモニタリングと迅速な対処が必要となるでしょう。
また、災害などで情報システムの可用性が保てなくなる可能性があるので、そのリスクに対する対処を考えるのもリスクマネジメントの一環です。
しかし、情報システム部門を外注している企業が増えている現在、こうしたリスクに対するリスクマネジメントは不十分となる可能性が高いでしょう。
情報システム部門がリスクマネジメントには向いている
情報システムにおけるリスクについて考えた時、必要となるのは情報セキュリティ部門です。
情報システムの管理をアウトソーシングしている場合、その対処には時間がかかります。
一刻も早い対処が必要となった時には、社内に情報システム部を設けることでリスクマネジメントとなるのです。
また、アウトソーシングの場合は継続して監視などができないため、時限式のウイルスやごくわずかな時間だけ情報を外部に送信するプログラムなどの発見は遅れる可能性が高いのですが、社内の情報システム部であれば継続した監視が可能となるので、その面でもリスクマネジメントが可能になります。
情報システム部の立ち上げやスキルアップには時間がかかりますが、必要であれば外部からアドバイザーを呼んで協力することで、短時間で体制を整えることができるでしょう。
情報システムのリスクマネジメントを考えた場合は、社内の情報システム部を設けることも検討しましょう。
まとめ
IT化が進む現代では、ビジネスにおいて情報システムの存在は欠かすことができないものとなっています。
その情報システムのリスクマネジメントを考えた時は、社内に情報システム部門を立ち上げるという方法が最も確実な方法です。
情報システム部については、外部からのアドバイザーがいれば形になるまでの時間も短縮できるため、リスクマネジメントを考えるのであれば検討してみましょう。